Camecon Magazine

カメコン 2022.09.17

カメコンフォトコンテスト未受賞作品紹介〜【赤・朱・紅】

camecon(カメコン)は「もっと自由に身近に」がコンセプトのフォトコンテスト。 今回のテーマは「赤・朱・紅」です。 華やかな赤から伝統的な赤まで、様々な表情を見せる色。 赤の魅力伝わる作品を未受賞作から紹介します。 どの赤があなたは好きですか?

camecon(カメコン)は、写真が好きな人なら誰でも参加できるフォトコンテスト。

公式コンテストだけでなく、ユーザーが企画したコンテストも大変盛り上がっています。

ここではカメコンのコンテストから未受賞作品に絞って作品を紹介します。

惜しくも受賞を逃した中にもステキな作品がたくさん。

今回のテーマは「赤・朱・紅」です。

一口に「赤」と言っても、オレンジがかった赤から、青みのクールな赤まで様々。

日本ではそれを区別してそれぞれ素敵な名前で呼んでいます。

たくさんの赤の世界をお楽しみください。

日本の四季が見せる赤たち【自然】

最初は、日本の四季が見せる「自然の赤」をピックアップしました。

あなたは自然の赤と言えば何を思い浮かべますか?

日本人なら「紅葉」の赤が多いのではないでしょうか。

こちらは「赤い写真コンテスト」から、ryo(@book.s9999)さんの「瑠璃光院の赤」です。

有名な京都・瑠璃光院の紅葉は、机に反射する絶景がイチオシです。

鮮やかな紅葉をシルエットが切り取って、シンとした静けさを感じます。

紅葉はその名の通り「紅葉色」と呼ばれ、濃い深みのある赤色をしています。

太陽が射すと鮮やかに輝くのも魅力ですよね。


次は「夕焼けのフォトコン」から、棉猫さんの「真っ赤な世界」です。

ふと見上げた空が、真っ赤に染まっていてついつい見惚れる。

そんな体験、誰もが一度はありますよね?

黒のシルエットから、夕日、雲のグラデーションが神秘的にも見えるこの一枚。

奥から並ぶ鉄塔が奥行きを表現して、広さを感じる構図です。

夕日は「茜(あかね)色」、朝日は「曙(あけぼの)色」。

同じ空でもたくさんの呼び名があるって素敵ですよね。


3つ目は「赤い写真コンテスト」コンテストから、kosodeさんの「敬老の日に」です。

やっぱり真赤なバラはお花の王様、というイメージ。

真紅のしっとりした花びらの質感が伝わってきますね。

花が咲き誇る季節はやはり春。

バラ、チューリップだけでなく、カーネーション、芍薬など、たくさんの赤を探したいですね。

花の赤は、日陰や日向、逆光など、シチュエーションによって表情がかなり変わります。

表現したい色味に合わせて工夫してみてください。

目立つけど神聖な朱【神社仏閣】

赤は神聖な場面でも使われる色です。

日本では伝統的な神社仏閣によく見られますよね。

まずは「赤い写真コンテスト」から、sina-ho(@kaitare777)さんの「巫女さん」です。

紅白で身を包む巫女装束は、緋色や朱色が使われることが多いそうです。

古くは室町時代あたりから続く、伝統的な赤の1つです。

境内で目立つけど決して派手すぎない、凛とした雰囲気を感じます。


次は「神社フォト」コンテストから、Takuya.y(@photouchi0810)さんの「八坂神社」です。

これぞ日本という要素がたくさん詰まった一枚です。

観光客であふれる京都の八坂神社も、夜になるとこの表情。

朱色で塗られた門の中には、夜の京都の街。

朱色と都会の夜景が、ミスマッチどころかこんなに合うなんて意外な感じがします。

美しさ、異世界感、静けさ、そしてどこか畏怖も感じる。

朱が作り出す魅力の詰まった作品です。

他にもたくさん赤・朱・紅【その他】

最後はオールジャンルの赤いモノ作品を紹介します。

まずは「夏を感じる風景コンテスト」から、歩美。(@ayumi_kc)さんの「夏の風物詩」です。

赤は情熱の赤と言われるだけあって、熱量のある色ですが……これはかき氷の冷たーい赤。

下にちょこっと入った緑で、スイカカラーになって可愛いですよね。

メインのかき氷をど真ん中にして背景をぼかす。

日の丸構図を使っていて、主役が引き立っていますね。

シャリシャリと音が聞こえてきそうな、夏の風物詩です。


次は「赤い写真コンテスト」から、kurumaru(@fun_2_civic)さんの「ENGINE START」です。

クールな赤を取り入れた作品です。

「赤いボタンって押したくなる…。」という作者コメントはまさに。

黒い内装のなかにひときわ目立つビビットな赤いボタンは、つい触れてみたくなりますね。

他をすべて黒でまとめたからこそ赤が際立った作品です。


最後は「夏を感じる風景コンテスト」から、ACE(@d.ace_pic)さんの「浮き紫陽花」です。

こちらは紫陽花のブルーが主体の作品。

そこに真っ赤な橋が差し色として効いていますよね。


赤を差し色として使うなら、1つ前の作例のように黒系や、反対色の緑やブルーでまとめるのがおすすめです。

主役の面積は大きく取り、赤はさりげなく配置。

サイズは小さくとも、しっかりアクセントになってくれるのが赤の特徴です。

効果的に使いたいですね。

あなたの好きな赤はどれですか?

色んな「赤・朱・紅」を紹介しました。

厳密に言うと、日本の伝統的な色名だけでも赤系は何十種類もあるそうです!

おもちゃみたいな真っ赤

大人っぽい艷を含んだ赤

淡くて優しい赤

あなたはどんな赤が好きですか?

カメラ仲間で「赤」をテーマにした撮影会をするのもおすすめです。

自分とは違う赤の見方・撮り方の発見がありそうですね!

素敵な写真が取れたらぜひcameconに投稿してくださいね!