Camecon Magazine

カメコン 2022.05.07

カメコン【フィルムカメラ作品】みんなのコンテスト紹介

写真好きなら一度は気になるコンテスト。 でも、初心者にはハードルが高い? カメコン「みんなのコンテスト」は、ユーザー企画の気軽なコンテストです。 今回はフィルムカメラをテーマに過去コンテストを紹介します。 フィルムの独特の世界観をお楽しみください。

カメコン」は誰でも無料で参加できるフォトコンテストサイト。

経歴問わず機材も自由で、スマホでも気軽に参加できる特徴があります。

その中でも「みんなのフォトコンテスト」は、ユーザーが自由に企画するコンテスト。

自分の興味のあるテーマに投稿もできるし、なければ自分でコンテストを企画することもできます。

今回は過去のみんなのフォトコンテストから「フィルムカメラ」関連のコンテストをご紹介します。

いつまでも色褪せない“フィルムの世界”コンテスト

最初は「フィルムの世界コンテスト」を紹介します。

フィルムカメラは昔のカメラですが、今なおファンが絶えない魅力があります。

その魅力の1つがデジタルとは違うフィルムならではの映りです。

もちろん手間と技術が必要で、最新のデジカメに画質は叶いません。

それでもフィルムカメラでしか出せない味のある雰囲気は、一度体験してみると癖になりますよ。

ではそんなフィルムカメラで撮った「フィルムの世界」をご紹介します。


まずは、chisato(@chic_c1)さんの「一人旅」です。

MINOLTAのフィルムカメラで撮影した電車の車内の様子。

誰もいない車内と光の当たり具合がノスタルジックな雰囲気。

このままガタンゴトンと動き出しそうなリアルな情景です。

かといって超高画質ではない、少しザラリとした質感がフィルムカメラの魅力ですね。


次は、ゆり(@id_yurichan)さんの「青空と観覧車」です。

青空と真っ赤な観覧車。

でもどちらも絶妙にレトロな色味で、どこか懐かしさを覚えます。

昔の子供の頃の記憶の一部のような感じ。


フィルムカメラは、デジタルのように無限に撮れるわけではなりません。

だからこそ、一枚一枚と向き合う時間や気持ちがデジタルとは違います。

現像待ちの時間や、受け取ったときのワクワク感もデジタルでは味わえないもの。

フィルムカメラを手に街を歩くと、写真との向き合い方が変わるかもしれませんね。

アナログ写真の醍醐味?“感光写真”コンテスト

次は「感光写真」がテーマのコンテストです。

そもそも「感光写真」って?

フィルムカメラはフィルムを装着して、1枚1枚巻き上げて撮影します。

それらの工程で意図しない光がフィルムに当たると、そこだけ化学変化を起こします。

そうして出来上がるのが感光写真です。

感光を意図的に作り出すこともありますが、基本は偶然の産物です。

どんな風に入るか、色味、強さは出来上がってのお楽しみ。

では、フィルムでしか味わえない感光写真をご覧ください。


1枚目はshokoさんの「感光富士山」です。

はっきりと分かりやすく光が入っていますね。

上下から赤みの強い光が差し、被写体のブルーとの対比がインパクト大な作品です。


次は、栗猫(@kurineko_)さんの「フレアに染まる日常」。

こちらは1枚目と違って、とても自然な感光写真です。

光たっぷりのシチュエーションにふわりとかかる同系色のフレア。

これがあるのとないのでは、かなり印象が変わりますね。


最後は、Suさんの「」です。

こちらはかなりインパクト大でカラフルな感光写真です。

夜の街にかかった強めの虹みたいでとてもユニーク。


フィルムカメラを使うなら、いつか感光写真にも挑戦してみたいですね。

可愛い魅力“ハーフカメラフォト”コンテスト

最後は「ハーフカメラフォト」コンテストを紹介します。

フィルムカメラの中でも「ハーフ(サイズ)カメラ」と呼ばれるカメラがあります。

これは名前の通り、本来のフィルム1コマの半分サイズで撮影できるカメラです。

24枚フィルムなら倍の48枚撮れるし、小さく可愛い写真はカメラ女子にも人気です。

撮影した写真は1枚1枚現像もできるし、1コマ2枚を組写真のようにも現像できます。

組み合わせを考えて、2つで1枚の作品のようにもできるのが楽しいです。

では、可愛いハーフカメラフォトをご覧ください。


1枚目は、k_c.am(@k_c.am)さんの「僕街」です。

自分の街を撮影した2枚。

中心に光が入り、ちょうどエフェクトをかけたかのような1枚に!

こんな楽しみもフィルムカメラならではですね。


2枚目は、ゆー(@cancame.yu41)さんの「2つの見え方。」です。

一眼レフを通してフィルムカメラで見たひまわりと、フィルムカメラで見たひまわり。

こんなステキな組み合わせを考えるのも楽しいですね。


3枚目は、ayami(@___.2000ayami)さんの「蓮の葉とトンボ」。

こちらは蓮の池を遠目から写した1枚と、クローズアップした1枚。

これも分けてしまうと普通の写真ですが、組み合わせることで物語が生まれそうです。

ハマると深いフィルムカメラの沼

フィルムカメラの魅力が伝わったでしょうか?

古い手間のかかるカメラと思っていたら大間違い。

なかなか奥の深い沼なんです。

気軽に始めるなら使い捨てフィルムカメラもおすすめですよ!

カメコンのコンテストでもフィルムカメラは人気なので、お気に入りの1枚をぜひ投稿してくださいね。