気軽にアナログ写真を楽しめるチェキ。
デジタルとは違うチェキならではの魅力で、カメラ女子にも大人気です。
これからチェキを始めたいなと思っているあなた。
もしくはチェキを持っているけど使いこなせていないあなた。
そんなチェキ初心者さんに向けて、基本機能や撮影する時に気をつけたいこと、ワンランクアップできるコツを丁寧に解説します。
まずはチェキの基本機能をチェック!
フィルムを入れて撮影すると、すぐ印刷されるのがチェキの最大の特徴。
インスタントカメラの一種です。
(本来チェキは富士フィルムの製品名ですが、広くインスタントカメラを指すこともあります。)
元々のチェキの機能は「レンズ交換無し、設定無しのインスタントカメラ」です。
目の前の物をそのままフィルムに焼き付ける単純なものでした。
でも今では、フラッシュ、明るさ調整、セルフィーなど、便利な機能が登場。
接写用アダプターを付ければ、撮影可能な範囲も広がります。
また「ハイブリッド型」と呼ばれる、デジタルとアナログの良いとこ取りなタイプもあります。
その場で撮れた画像を確認してからプリントできたり、フィルター加工ができたり。
デジタル慣れしてしまった私達でも気軽に使えますね。
【基礎】デジタルカメラと違うチェキの特徴
まずは、チェキを使い始めると誰もがつまづくポイントを押さえておきましょう。
ピンボケを防ぐ
まずチェキのピントが合う範囲を知っておきましょう。
機種によって多少異なりますが「60cm以上」と覚えてください。
分かっていても意外と60cmって距離があります。
目の前の机に置いた物や、手に持った物を撮ろうとするとアウト!
目安として手をいっぱいに伸ばした距離くらい離すのがコツです。
どうしても近くを撮りたい時は「接写用アダプター」が便利!
レンズに装着すると、60cmより短い距離にもピントが合うようになりますよ。
※セルフィー機能があるチェキなら、セルフィーONにするとピントの合う距離が60cmより短くなります。ぜひお試しください!
被写体のずれ
次に「被写体ずれ」です。
これは日の丸構図(被写体をど真ん中に配置)で撮ると分かりやすいです。
ばっちり真ん中で撮ったのに、印刷されるとなぜか右寄りになっている謎現象が発生。
え、不良品!?なんて思わないでくださいね!
原因はチェキのレンズとファインダーの位置関係にあります。
ファインダーを覗いて、ばっちり真ん中に配置した時、レンズはどこにありますか?
ちょっと左にずれてますよね。
フィルムに印刷されるのはもちろんレンズが写した映像。
ということは……ファインダーでは、少し右にずらす必要があるってことです。
「レンズが被写体のど真ん中にくればいい」と覚えてくださいね。
ファインダーを覗くと分かりにくいなら、実際のレンズと被写体の位置を目視で確かめるのもおすすめです。
【応用】チェキの撮り方を極めるコツ
さらにチェキで思い通りに撮影する、ワンランク上のコツを3つ紹介します。
写る画角(範囲)を把握する
ファインダーで見える範囲と、実際印刷される範囲には違いがあります。
チェキの場合、ファインダーで見えた構図と比べて、印刷分は「なんか小さく写ってる」と思うはずです。
ファインダー倍率というものがあり(詳細はここでは割愛します)、ファインダーで見えたものがそのまま画像になるわけではないんです。
チェキの場合は小さめに写る特徴があるので、意識して近づいて撮るようにしましょう。
シャッターのラグ
チェキで動くものを写す時に注意したいのが「シャッターのラグ」です。
一眼レフなどと違い、シャッターを押してから撮れるまでに少し間があります。
だいたいシャッターを押してから0.5〜1秒くらい後に撮れると覚えておきましょう。
もちろんチェキは連射もできないので、狙った位置やタイミングで上手く撮るには経験が必要です。
チェキの撮影に慣れてきたら挑戦してみましょう!
白飛び対策
最近のチェキは明るさ調整ができるものがほとんど。
でも、この調整が上手くできていないと、明るい部分が白飛びした写真になります。
調整ダイヤルを忘れずに確認しましょう。
また、チェキ本体には受光部(明るさセンサ)があります。
ここを指などで塞いでしまうと、適切な明るさ調整ができず白飛びすることも。
意図して明るめや暗めに撮りたい時は、あえて調整ダイヤルをいじってみるのも面白いですよ!
チェキでアナログの良さに気づけちゃう?
初めてチェキに触れると、デジタルのスマホや一眼レフとの違いに戸惑うかも知れません。
「印刷してみないと分からないなんて……」と不安もあるかも?
でも、実際使ってみるとどうですか?
画像が浮かんでくるのにワクワクしたり、コツを掴めて嬉しくなったり。
不便だと思っていたアナログの良さに気づくきっかけになるはずです。
チェキ自体も持っていて可愛いので、コーデに組み込んだり、デザイン違いで集めたり。
カメラや写真を楽しむ幅が広がること間違いなしです。
あなたもチェキ始めてみませんか?
チェキを買う際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。