Camecon Magazine

カメコン 2022.01.29

カメコンフォトコンテスト未受賞作品紹介【真似したい簡単撮影テク】

camecon(カメコン)は「もっと自由に身近に」がコンセプトのフォトコンテストです。 公式やユーザー企画のコンテストが盛りだくさん! 今回は「真似したい簡単撮影テク」を使った作品を未受賞作品から紹介します。 少しの工夫で楽しく写真が撮れますよ。

camecon(カメコン)は、写真が好きな人なら誰でも参加できるフォトコンテストです。

公式コンテストだけでなく、ユーザーが企画したコンテストも開催されて大変盛り上がっています。

ここではそんなカメコンのコンテストから「未受賞作品」に絞って作品を紹介します。

惜しくも受賞を逃した作品にもぜひ見ていただきたい作品がたくさん。

今回は「真似したい簡単撮影テク」を使った作品から厳選しました。

ぜひご覧ください!

道具なしで簡単インパクトが出る“遠近法”

ちょっと変わった撮影をしたいけど、道具を準備したり携帯したりするのは面倒。

そんな方におすすめなのは、身一つでできる撮影テク「遠近法」です。

近くにあるものは大きく、遠くにあるものは小さく見える。

そんな当たり前の原理を使って、現実ではありえない表現を作ります。

なんでもいいのですが、人物との相性が良いテクと言えます。


まずポートレートコンテストから、atsukiさんの「踏み出せ」を紹介します。

タイトル通り踏み出してしまうと、もちろん水にぼちゃんな状況。

でも写真の中では、はるか遠くの島々に今にも降り立てそうな構図です。


みんなの構図コンテスト」からは、りょうさんの「夜空に願う」です。

こちらは壮大な宇宙を相手に遠近法。

手前の銅像が宇宙に向かってラッパを吹き、その音を天の川に見立てて撮った作品です。

なんともロマンチック!


遠近法は人と人でもできちゃうので、簡単な上にアイデアは無限大です。

距離が離れるほど、いつも見ているのとは違うインパクト大な構図になります。

道具なしですぐ始められる遠近法、ぜひ取り入れてみてください。

スマホを撮影小道具に!簡単ボカシ術

次は道具は使いますが、きっといつも持っているあれ「スマホ」です。

スマホを使って、プロっぽいボケのきいたお洒落な撮影方法をご紹介します。


奥行きのある、写真コンテスト」から、さぬすさんの「風車」です。

普通にスマホで写真を撮る様子を、さらにカメラで撮った作品。

なんだか不思議な感覚を受けますよね。

スマホ画面の風景はピントがしっかり合っていて、その周りはボケています。

簡単にできるのにすごくプロっぽい感じがするしお洒落ですよね。


ボケをうまく使いたいシチュエーションと言えばイルミネーションです。

こちらは「イルミネーションコンテスト」からzyy1486さんの「メリクリスマス」。

背景にクリスマスツリーの光がきれいな玉ボケになって幻想的ですね。

もちろん玉ボケは普通に撮影もできますが、初心者の場合意外と難しいんです。

距離と位置関係をうまく作らないと、いまいちボケない写真になることも。

でもスマホを使うやり方だと、スマホと背景の間に適切な距離が取れます。

このため何も考えずスマホにピントを合わせて撮るだけ!


みんなの構図コンテスト」のAYUMOONさんの「魚眼レンズの世界」は一眼レフを使っています。

一眼レフに付けた魚眼レンズの効果と、背景の玉ボケを1枚で表現しています。

ちょっと上級者向けですが、こんな楽しみ方もありですね。

ガラス玉で幻想的な世界を作ろう

最後はちょっと小道具が必要な撮影テクです。

まずは作例を。

イルミネーションコンテスト」からranranさんの「雪の結晶」です。

先ほどのスマホテクと少し似ていますが、かざすのは球体のガラス玉。

球体なので周りの景色をググッと歪め、さらに逆さに映るのが特徴です。


極めるならできるだけ透明な水晶がいいのですが、ガラスやアクリル製でも代用可能です。

大きさも様々でビー玉から直径5cmくらいまで。

好みで選んで大丈夫ですが、あまり大きくなるとがっしり持つことになってちょっと不格好かも?

また、ピントはガラス玉の中の風景に合うように注意しましょう。

ガラス玉の表面にピントがきてしまうと、風景がぼやけてしまいます。


こんな風に置いて撮るのもいいですね。

こちらも「イルミネーションコンテスト」から、koomelo15さんの「金色」です。

下にも写り込んでいて幻想的な作品になっています。

スマホと違ってガラス玉自体もキラキラと輝くので、イルミネーションや夜景におすすめです。


雫コンテスト」ちーぼーさんの「遊びましょ」は少し応用編。

花びらや綿毛についた水滴が、ガラス玉と同じ効果となっています。

かなり寄って撮らないといけないのでマクロレンズが必要ですが、自然を使った撮影テクも素敵です。

真似したくなる撮影テクまとめ

難しい技術や知識のいらない、簡単な撮影テクを紹介しました。

撮影方法や注意点をまとめておきます。

<遠近法>

  • 遠近差を利用しインパクトのある映像ができる
  • 風景+人、人+人がおすすめ
  • 道具いらずで簡単

<スマホボカシ術>

  • スマホ画面にピントを合わせて撮影
  • 風景、イルミネーションにおすすめ
  • スマホをカメラに替えても◯

<ガラス玉撮影術>

  • なるべく透明で不純物のない水晶、ガラス、アクリル製
  • サイズは好みに合わせてOK
  • ピントはガラス玉内の風景に合わせる
  • 夜景、イルミネーションにおすすめ


撮影がマンネリだなぁと感じたら、ちょっと趣向を変えた撮影にもチャレンジしてみてくださいね!