Camecon Magazine

撮影テクニック 2021.10.20

スマホのカメラ使いこなせてる?写真が上手くなる使い方・設定教えます

スマホのカメラ、どんどん高機能になって何もしなくてもキレイな写真が撮れますよね。 でもスマホにお任せになってませんか? きちんと設定や使い方を知ってるだけで写真がワンランクアップ! スマホ撮影の基本を注意点もふまえて分かりやすく教えます。

多くの人が肌身離さず持っているスマホ。

「携帯電話」としての機能はもちろん、今注目すべきはそのカメラ性能です。


新機種が出るたびに「もうデジカメを別で持つ必要ないんじゃない?」と言われるほど。

特にiPhoneなんかは新しい製品が出るたびに、そのカメラ性能について話題になっていますよね。


しかし、性能だけが先走り、せっかくのカメラ機能を使いこなせていない。

そんな人も多いように思います。

宝の持ち腐れにならないよう、基本のポイントを押さえてカメラライフを楽しみましょう!

スマホカメラ何使ってる?標準アプリ最強説

スマホカメラのアプリは何を使っていますか?

アプリによっては操作方法や機能がかなり違います。


人によっては5,6種類ものカメラアプリを使っている人もいるほどです。

結局何を使うのが一番いいんでしょうか?


実は標準アプリが一番なんです!

特に、撮影する時はシャッターを押すだけ、設定とか使い方とかよく分からない。

そんな人にこそ「標準カメラアプリ」をおすすめします。


スマホに備わったカメラ性能を最大限に生かせるのは標準アプリ。

そりゃそうですよね。

例えるなら標準アプリは純正品、他のアプリは社外品という感じ。


設定も分かりやすくシンプルなので、スマホカメラを使いこなしたい初心者さんは純正アプリから始めましょう。


知っておくべきカメラの基本設定

ではカメラの基本設定を見てみましょう。


確実に使いこなして欲しいのは次の3つです。

①ピントの合わせ方

②明るさ調節

③その他機能(ライト、連射、タイマーなど)

①ピントの合わせ方

意外とピントもカメラお任せの人が多いです。

でも、せっかく撮ったのに違う所にピントが合ってた…では悲しいです。


スマホではピントを合わせたい位置をタップするだけ。

ピントはできるだけ毎回合わせておきましょう。

②明るさ調節

ほとんどの機種で、撮影画面の調整バーや画面を縦横にスワイプすることで明るさを調整できます。

これも一手間ですが、上手く撮りたい時は必須設定です。


特に室内や日陰では、全体が暗くなりがちです。

明るくするだけで見た目は驚くほど違います。


ここで、①②に共通する便利機能「AE/AFロック」について。

簡単に説明すると「ピントと明るさをロック」してくれる機能です。

いざ構えて撮ろう!と思っても、ピントがうろうろ、明るさもコロコロ変わるとなると、ピント合わせ・明るさ調節も一苦労です。

そんな中AE/AFロックを使うと、指定したピント・明るさに固定されて撮影も楽ちん。

ほとんどの機種で、ロックしたい位置を長押しするとできます。

簡単なのにとっても便利なので、ぜひ使ってください。

③その他機能(ライト、連射、タイマーなど)

スマホによって標準アプリ機能も様々です。


ライト(フラッシュ)は暗い場所で便利ですが、不自然な写りになるのでできるだけ使わない方がいいです。

オートONになっているならOFFにしておきましょう。


連射は動いている被写体(子供、ペット、水など)に必須。

ベストショットを逃したくない時に使える機能です。

iPhoneの場合は撮影ボタンを左にスライドし続けると連写ができます。


タイマー機能は自撮りや集合写真に便利。

1〜10秒と調整できるアプリもあるので、自分のアプリで確認しておきましょう。

撮影時のスマホの使い方コツ

カメラアプリの機能や設定について詳しくなりましたね。

次は実際の使い方です。


撮影する時は、スマホの持ち方とアングルに注意して撮りましょう。

持ち方

まずは「持ち方」です。

カメラの持ち方の基本はしっかり固定してブレないこと。

片手でシャッターを押す場合は、もう一方の手で本体の中央をしっかり持ちましょう。


よく見かける、両手で隅っこを摘まむ方法はダメ!

ブレやすいですし、何より指が映り込むことが多いです。

コンデジや一眼なら中央にレンズがありますが、スマホのレンズは隅っこですよね。

持つ時は本体中央をがっしりと持つのが大切。


どうしても片手で写さないといけないなら、(横持ちの場合)小指と人差し指でスマホを挟んで持ちます。

こうすると親指がフリーになって、しっかりシャッターを押せますよ。

アングル

持ち方がOKなら次は「アングル」です。

せっかくコンパクトで軽いスマホなので、しっかり動いて撮影しましょう。

よくありがちな胸の高さや目線の高さは、記録写真にはなるものの「良い写真」にはなりません。


子供やペットを撮る時は、被写体の目線に合わせる。

迫力を出したい時は下から煽るように撮る。など工夫が必要です。

スマホ撮影の注意点

最後に、スマホで撮影する時にやってはいけない注意点です。

今までの注意点やコツとあわせて覚えておきましょう。


・デジタルズーム多用はダメ

→ズームすると一気に画質が落ちます。できるだけ自分で動きましょう。


・スマホをしっかり固定する

→軽いからこそブレやすいです。脇を締めたり、身体をどこかに付けて構えたりすると効果的。


・撮影時はフィルターOFF

→加工は後からでもできるので撮影時はノーフィルターで!

使い方を見直してスマホカメラを使いこなそう!

スマホカメラを使いこなしたいなら、ここで紹介したポイントは基礎の基礎です。

カメラが高性能になった分、ピントがずれるだけでも台無しになることもありますからね。

基礎はとっても大切です。


今まで何となくカメラ任せで撮っていた人こそ気をつけてみてほしいです。

ちょっとした意識だけで写真ってグッと変わりますよ。


今すぐカメラの機能や設定を見直して、スマホカメラを使いこなしましょう!